心に移りゆく由無し事をば。

１．あなたは眠れず、自宅のバルコニーに出た。外を眺めると、ある男がある女を刀で刺し殺していた。あなたがその姿を見て通報しようと携帯電話を耳に当てたところ、その男と目が合ってしまった。男はあなたの方を指し、指を一定の動きで動かしている。
なぜそうしたと思うか？

「ふむ…私がいるバルコニーが何階かを確認しているのではないか？　目撃者をそのままにしておくような犯人には思えない」


２．あなたの前に、戦時中にけがを負った軍人の肖像画がかかっている。
どこをけがしているだろうか。二か所こたえよ。

「うーん……目、かな。あとは左胸か。どちらにせよ、軍人には致命的だと思う」


３．あなたは泥棒だ。あなたが家に泥棒に入ったところ、その家の主人が眠りから覚め、あなたの顔を見た。そしてあなたの目の前で、鍵のないタンスに入って隠れた。
あなたがナイフを持っていたら、どうやって殺すか。

「待ってるよ。ずっと待ってる。待ってれば出てくるでしょ？」


４．サンタクロースが男の子にサッカーボールと自転車を与えた。ところが男の子は喜ばなかった。
なぜか。

「難しいなあ…あ、どっちも足を使うよね。だったら足がなかったんじゃないかな」


５．あなたの前に自動販売機がある。のどがかわいて飲み物を買って飲もうとするが、その販売機には不思議なことに飲み物の名前が書かれていない。それでもあなたは手当たり次第になんでも買って飲んだ。
その飲み物の色は何？

「んー…透明！　水とかそんなの」


６．あなたは妹と一緒におばあさんの葬式に行った。そこで黒の髪に黒の洋服を着て黒の靴を履いた男に魅力を感じた。その男はあなたと妹の理想のタイプだ。そしてその翌日、あなたは妹を殺した。
どうしてそうしたと思うか。

「…また、葬式にきてくれるかもしれないと思ったんじゃないかしら」


７．あなたが殺さなければならない敵があなたの前で断崖にぶら下げられ、棒のようなものに掴まってようやく生きている。
敵を断崖の下に落とすとき、あなたはどうするか。

「落とせば敵を殺せるのか？　なら、指を一本ずつ放す」


８．あなたが家に一人でいるところを誰かが訪ねてきた。あなたがドアを開けると宅配物の配達人が立っており、よく見ると手にナイフを持っている。
あなたはどうするか。

「そうだな、ナイフを奪い取って刺す」


９．あなたは連続殺人犯だ。あなたは窓のあるエレベーターでのみ、人を刃物で刺して逃げる。
どうしてか。

「はあ？　んなのわかるわけ…あー、じゃあ、逃げたあと、刺したやつを外から見るんじゃないのか？」


１０．あなたはいちめん木で囲まれた深い山奥にいる。あなたの目の前にはちょっとした休憩スペースがあるが、その後ろをさっと何かが過ぎ去った。
はたしてそれは何か。
１．犬　　２．鬼　　３．落ち葉　　４．野生動物　　５．人

「うえぇ、なんか怖いッスねー…じゃあ人か犬で！」





それは一般人の回答ではない。




***

時代背景とかはつっこまないでください。
キャラは一応番号と対応しているつもりです。（かきわけ、できない）
普段病んでる人を書く機会はほとんどなく（知らないうちに書いてるかもしれませんが）、先日のkimitoさんところで参加した字茶で腹黒は余裕がなくなればヤンデレ一直線だというお話をさせていただいたときにふと元ネタの動画に思い至りまして、書いてみました。
私はおおっぴらなヤンデレよりも普通の日常の中でちょっと覗く違和感とか狂気とかそういうホラーっぽいものに食指が動くので、きっと今後もヤンデレは書かないでしょう（文では）

食べたいなー食べたらおいしいかなー食べちゃおうかなー
と口の中を唾液でいっぱいにしながら、普段はにこにこ話している欲望の塊みたいなキャラとか、とても、滾る。
最近クラバツに走ってたりしたので、バツクラでそういうの書きたい。



ちなみに私は半分ほど正答（？）をこたえました。あああ。