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た だ い ま !

隣の人のいびきに、歯軋りしながら耐えてきました!
寝てる本人はいいんですけどね、これから寝ようとしてる私には辛すぎるのだよ!
寝不足必須な三日でした。
あの人わたしがせめて昼に寝ようとしてるときに限っていびきが!いびきが!


以下入院中に妄想してたハルヒ文

ふらふら俺に支えられながら、古泉と名乗る男は微かに笑った。

「ナースステーションに近ければ近いほど重病患者と看做されてますが、なかなか、全部屋とも上手く距離をとっている。良い設計ですね」

うちの病院の構造を知って、何がしたいんだこいつ。俺は古泉に悟られないように顔をしかめる。
デイルームや談話室は、見舞いや面会など、外からくる人間のために少し過度なほどの空調が入れてある。今は暖房が出ずっぱりで、俺ですら辟易するほど空気が悪いその密室に、古泉は朝食を食べてから昼食を摂らずに今まで居座っていたらしい。
涼宮とはまた違った意味の、君子危うきに近寄らずの良い事例そのに、と言ったところだ。
しかし、なぜ小児科担当医であるところの俺がこいつらの世話をしているのであろう。立場は研修医の上とはいえ、今では簡単な手術も任せられるくらいの経験は積んだと自負しているのに、どこをどう間違って年齢にそぐわない奴らの子守を押し付けられているのやら(いや、外科の単位は大学でしか取ってないから、そう自慢できるほど頻繁な施術は行っていないけれど)。涼宮の部屋は歯科口腔外科だし、古泉は内科消化器科だ。どこで俺の存在を知ったかは知らんが、綽名まで知られているとなると、同期の連中と一緒にいたところを見られた可能性が高い。

「失礼」
「長門?どうしたお前がこっちにくるなんて」

長門は無表情に古泉を一瞥してから俺を見た。ううん、看護士という奴は今日び愛想が良くなくてもこなせるのか。
長門は静かに口を開いた。

「涼宮ハルヒが階を越えて病棟患者に接触を図っている。止めるのを手伝ってほしい」

ああ、こうして俺はレジデントではなく保護者のスキルが上がっていくんだな。
というか長門、お前と俺の管轄は違うだろう。

「問題ない」

さいですか。

「それじゃあ古泉…さん、悪いけど後は誰か補助に捕まえて、」
「ええ、涼宮さんによろしく」

やっぱり俺の付け焼刃なものよりもこいつの方が敬語がよく似合う。歯噛みしながら俺は足早に前を行く長門の後を追った。




***

キョン…レジデント
院に行きたかったが経験のために残った。小児科担当医。

古泉…西病棟F6-831号室患者
詳細不明。やたら回りくどい物言いをする、内科消化器科患者。

ハルヒ…西病棟F5-657号室患者
活動中に事故で口内破損して入院。歯科口腔外科患者。

長門…看護士
西病棟F5-656、657号室担当。朝倉涼子と同期。

みくるちゃん…ハルヒの先輩
ハルヒと同じ学校の一個上の先輩で、ハルヒと同じ部活に所属。

国木田…レジデント 谷口…院生
キョンと同期。国木田は口腔外科のレジデント。谷口は放射線科。

朝倉涼子…外科主任
長門と同期。第二外科担当医。外科志望の動機が不純で危ない。


次の長編にしようと思ったネタ。
実際わたしの知ってる知識は外科よりなので多分使えない設定…
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